スポーツ障害

スポーツによって起こった怪我のことを言います。
スポーツによって起こる怪我はスポーツ障害とスポーツ外傷の二つに分けられます。
スポーツ障害とは繰り返しの負担によって炎症や痛みを引き起こすものです。
スポーツ外傷とは肉離れ、捻挫、骨折、脱臼など一度に強い外力が加わる事により起きる怪我です。

原因

アスリートは一般の方より遥かに多くの時間を練習・トレーニングに費やしており筋肉量も遥かに発達しています。
トレーニングの7つの基本法則(過負荷の法則・漸進性(ぜんしんせい)の法則・全面性の法則・反復性の法則・個別性の法則・意識性の法則・特異性の法則)の一つである漸進性(ぜんしんせい)原則(げんそく)。

これはトレーニング・練習の質や量は少しずつ増加させなければならない。ということです。
練習が個人の能力に対して低すぎても効果は上がらないですし、高すぎても障害を起こしてしまいます。
またトレーニングでなく各種目に特化した練習は同じ動作の繰り返しが多いため使う筋肉も同じ筋肉になるがために疲労部位が限局します。

オーバーユース(使い過ぎ症候群)による故障もありますがスポーツ障害・怪我の理由で最も多いのは間違ったフォームや動作で繰り返したために障害が起こることです。
間違ったフォームは関節可動域の制限(筋肉性・関節性)や代償運動(どこかが使えないためにどこかが本来の機能とは違う役割を果たすこと)によるものです。

1.関節可動域制限が原因で起こる場合では、本来体の中にある関節の可動域範囲が狭くなってしまっているため筋肉や関節の機能を上手く使えないのにも関わらず同じパフォーマンスで競技を行うため過度な筋肉疲労・炎症が起こります。

2.代償運動が原因で起こる場合では、原因は隣の関節なのに痛みが起こる場合が多いです。
肩の動きが悪いため肘に頼り肘を痛める、股関節が機能していないために膝や太ももに負担がかかるなどです。

優れたアスリートほど全身を上手に使い野球ならリリースポイント・テニスやバレーのサーブならインパクト時に手に伝わるよう連動しています。
この全身の連動が上手くない場合は怪我にも繋がりやすくパフォーマンスにおいても全身を上手に使ったベストなものではないはずです。

アスリートは常に厳しい練習に耐えているため筋肉の疲労も多いですがそれに適応するよう回復も早いことが知られています。
しかし練習の強度が極端に上り、関節に問題が起き普段のフォームで競技ができず負担が特定部位に限られた場合はどうしてもパフォーマンスの低下や怪我に繋がります。

ストレッチ・アイシングなどのアフターケアは非常に大切ですが筋肉疲労や炎症がある程度のところ(自分自身で回復できなくなった状態)まで、来ると体がリセットされなくなります。
一週間・一か月練習を休めば筋肉の疲労はもちろん炎症も収まるでしょうが試合が近い時やレギュラー争いで引けを取れないことなどが多く休んでいられない場合が多いと思います。

自分自身で回復できない状態・体が正常に動かない状態ではパフォーマンスの低下はもちろんですが筋肉疲労、炎症は悪化の一途をたどります。
原因は前述させていただいた通りでありますしある時、突然筋肉の張りがなくなった、炎症が引いたなどのことは考えにくいために治療が必要になります。

当院のスポーツ障害治療

当院では痛みを取るだけではなく、予防やパフォーマンスの向上にも力を入れております。
そのため原因を把握してから治療を行っておりますが特にスポーツ障害の場合はより基本動作(歩き方、前屈、後屈)と競技の中で行う動作(投げる・打つなど)を見させていただいております。
痛む動作、痛み方などを細かく分析させていただきます。

スポーツ選手は身体を動かす機会が一般の方より圧倒的に多いため代謝が早いことが知られています。
筋肉痛の治りが早いように障害に的確にアプローチすることができれば回復も早いことが多くあります。
アスリートの治療目的は競技復帰とパフォーマンスの改善、メンテナンスの三つに分かれます。

お体の状態、怪我の時期などを考慮し治療いたします。

1.痛みがある時
外傷でない場合のほとんどは筋肉疲労や関節可動域が原因となるものがほとんどです。
この時期は電気鍼や鍼治療を積極的に使い筋肉をリセットさせます。
最大の目的は悪化に歯止めをかけることです。自分自身ではリセットできなくなっているので回復の手助けとして大きな効果が得ることができます。
そのことがしっかりとできれば治療効果も表れ痛みも改善していきます。

2.疲労が強い時
アスリートは自分の体調を敏感に察知するためパフォーマンスが出せない理由も自分で把握している方は少なくありません。
疲労が強い時は障害に繋がりやすいためパフォーマンスの維持や怪我の予防に早めの治療が必要になります。
オーバーユース、間違った使い方をしている場合どちらも原因を突き止めて治療させていただくため練習の変化や競技中の体の状態などをお伝えいただく必要があると考えております。

3.自覚症状がない時
全く疲労が体にないという日は年に何日もないと思いますができるだけ痛みがなく疲労が浅いこの状態の時にメンテナンスを行い良い体を保つことが怪我の予防、パフォーマンス、練習の質を向上させることにおいて重要です。
また体の根本的な癖や姿勢などはこの状態でないと中々思うように修正できないものです。
同じ怪我や障害を繰り返すのは体の歪みや姿勢の癖などから起こるものであることが多く痛みがない時期に修正することが大切です。

野球肩の場合

投げるという動作は人体の中で最も広い可動域を用いる肩関節を精一杯使います。
そのため肩のインナーマッスル、肩甲骨の動きに関わる筋肉をフル回転させます。
肩関節は可動域が広い分、他の関節より不安定になりやすい欠点があります。
インナーマッスルは腕を捻る動作と同時に肩を安定させるという二重の働きを請け負っています。
そのため負担がかかるフォームで連投すると野球肩になりやすくなります。

棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、広背筋、肩甲下筋、三角筋、僧帽筋、菱形筋、前鋸筋、烏口腕筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋など多くの筋肉が疲労を起こし腱炎や肩峰下滑液包炎などに繋がっていきます。
野球肩はこれらの筋肉を機能的な状態に戻す必要があります。
そのため硬化した筋肉、炎症の原因となっている筋肉があればマッサージなどの手技療法や鍼治療、電気鍼治療を行い筋肉を緩め同時に可動域に制限がかかってしまった関節の可動域を改善させることで肩の痛み、機能異常を改善させます。

炎症が強い場合には詳細のアイシング指導やストレッチもご推奨させていただいております。
痛みが取れた後は使えていなかった筋肉のリハビリや関節がスムーズに連動して動くようエクササイズ指導もしてまいります。

ジャンパーズニー(膝蓋靭帯炎)の場合

膝のお皿の下がジャンプする際や階段を上る時など体重がかかる時に痛み、バスケットボール、バレーボールなどのジャンプが多い競技に起きやすい障害です。
大腿四頭筋という太ももの前の筋肉の腱が炎症を起こすことでおきます。
炎症を抑えるためにアイシングを行う事は広く知られていますが、大腿四頭筋自体の筋肉疲労の除去と柔軟性の改善が治療には不可欠です。
マッサージ・指圧などの手技療法や鍼治療、電気鍼、ストレッチなどの治療方法で筋肉の硬化と可動域制限を改善致します。

また骨盤や股関節との連動次第では大腿四頭筋に日常的に負担をかけていることがあるため腰部と下肢のバランスを修正することにより早期回復、予防まで行っております。

治療の流れ

問診・触診・理学検査
原因部位・筋肉・関節特定
ご相談の上で治療方法、治療時間を決定
治療
確認
治療方針のご相談、アフターケアの提供
お会計

※スポーツ外傷に関して

肉離れに対しては急性期(2〜3日)であればアイシングすることをお勧めしております。
その後痛みを抑える事と回復を早める事に鍼治療は効果的です。
骨折・脱臼など対応は他の医療機関への受診をお勧めしております。
ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽に当院へご連絡ください。


アクセス情報

所在地

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駐車場

2台あり

休診日

不定休